マイナンバー制度編・第5回
マイナアプリ
この動画は、順次公開します
ひとことで言うと
マイナアプリは、デジタル庁が提供する、スマートフォンのアプリです。マイナポータルアプリに、デジタル認証アプリの機能を統合して、2026年8月25日に提供が始まりました。
異動してきたら、最初に確かめること
チェックは、このスマートフォンのブラウザに保存されます。
解説(テキスト版)
はじめに

情シスには、こんな相談が届きます。住民から、マイナポータルアプリが、マイナアプリという名前に変わっていた。別のアプリなのか、入れ直すのか、と聞かれる。
あるいは、デジタル認証アプリを入れていた住民から、アプリを開いたら、別のアプリに案内された、という連絡が来る。
今日は、2026年8月25日に始まった、マイナアプリを整理します。この動画を作った、2026年10月11日時点の情報です。マイナンバー制度編の、最終回です。
一言で言うと

先に、一言でまとめておきます。マイナアプリは、デジタル庁が提供する、スマートフォンのアプリです。マイナポータルアプリに、デジタル認証アプリの機能を統合して、2026年8月25日に提供が始まりました。
別のアプリが増えたのではなく、マイナポータルアプリの名前が変わって、機能が増えた、と考えてください。
マイナアプリとは

正式な呼び名は、マイナアプリです。デジタル庁は、マイナポータルアプリから、呼称を変えたアプリだと説明しています。App StoreとGoogle Playから入れます。
すでにマイナポータルアプリを入れている人は、アップデートするだけで使えます。初めて使うときは、マイナンバーカードで、利用登録が必要です。
スマートフォンに、PINや顔認証、指紋認証などの、ロック設定がないと、使えません。
対応は、iOSが16.4以上、Androidがバージョン11以降で、NFC機能が必要です。
マイナアプリでできること

主な機能は三つです。一つ目は、マイナンバーカードでの、認証と署名です。マイナポータルをはじめ、官民のサービスに対して、実物のカードや、スマートフォンのカードで、認証や署名ができます。
二つ目は、スマートフォンのマイナンバーカードの、追加と設定です。iPhoneのマイナンバーカードや、Androidのスマホ用電子証明書を、このアプリで設定します。実物のカードの、暗証番号やパスワードの変更もできます。
三つ目は、マイナポータルに届く、行政機関からのお知らせを、プッシュ通知で受け取ることです。認証や署名をしたサービスの確認も、できます。
マイナポータルとの関係

よく混ざるのが、マイナポータルとの関係です。マイナポータルは、ウェブサイトで、引越しやパスポートの手続など、行政サービスを使うためのオンライン窓口です。
マイナ保険証の登録、自己情報の確認、各種のオンライン申請は、これまでどおり、マイナポータルのウェブサイトで行います。
変わったのは、ログインの方法です。これまではマイナポータルアプリを使っていましたが、これからはマイナアプリを使います。使えるサービスや、見られる情報は、変わりません。
パソコンとICカードリーダーでマイナポータルを使う場合は、引き続き、Windows向けとMac向けのマイナポータルアプリが使えます。
デジタル認証アプリとの統合

デジタル認証アプリは、官民のサービスで、カードを使った認証や署名をするアプリでした。その機能が、マイナアプリに統合されました。
デジタル認証アプリを使っていた人は、認証や署名のとき、またはアプリを開いたときに、マイナアプリへ案内されます。デジタル認証アプリは、移行の状況を見て、将来、提供を終える予定です。
行政機関や事業者向けの、デジタル認証アプリサービスは、デジタル認証サービスという呼び名に変わりました。認証APIと署名APIは、互換性が保たれているので、すでに組み込んだ側の修正は不要だと案内されています。
住民からの問い合わせ

住民からの問い合わせは、いくつかの型に分けられます。一つ目は、名前の問い合わせで、別のアプリではなく、マイナポータルアプリの名前が変わったものです。更新すれば使えます、と答えます。
二つ目は、使えない、という問い合わせです。端末のロック設定、OSのバージョン、NFC機能の有無を、順に確かめてもらいます。
三つ目は、何をするアプリなのか、という質問です。本人確認や、スマートフォンのカードの設定をするアプリで、申請そのものは、マイナポータルのウェブサイトで行う、と伝えます。
操作の細かい質問は、庁内で答えきれません。デジタル庁の、マイナアプリのサポートサイトを、案内先にします。
現場でよくある誤解

現場でよくある誤解を、三つ挙げます。
一つ目は、新しいアプリだから、マイナポータルアプリを消して、入れ直す必要がある、という誤解です。すでに入れている人は、アップデートするだけで使えます。
二つ目は、マイナアプリで、申請や、保険証の登録までできる、という誤解です。マイナ保険証の登録や、各種のオンライン申請は、これまでどおり、ウェブサイトのマイナポータルで行います。
三つ目は、アプリを入れれば、自分の団体の手続も、自動でスマートフォンで使える、という誤解です。デジタル庁も、利用できるサービスは順次拡大していると書いています。サービス側の対応が必要です。
異動してきたら最初に確かめること

では、異動してきたら、まず何を確かめればいいでしょうか。
一つ目は、窓口や、ホームページ、チラシに、マイナポータルアプリという古い名前が残っていないかです。住民が迷わないように、案内文を、確かめます。
二つ目は、自団体のサービスで、マイナポータルや、デジタル認証サービスを使って、ログインや署名をしているかです。使っている場合は、委託先に、今回の統合の影響を聞いておきます。
三つ目は、デジタル庁の公式の更新情報を、誰がどのくらいの頻度で見るかです。アプリの名前も、対応の範囲も、短い期間で変わっています。見る担当を決めておきます。
マイナンバー制度編のふり返り

これで、マイナンバー制度編は最後です。第1回は制度の経緯、第2回は分散管理、第3回はカードの仕組み、第4回はスマートフォンへの搭載、そして今日が、マイナアプリでした。
全体を通して言えるのは、マイナンバー制度は、情報を一か所に集める仕組みではない、ということです。情報は各機関が持ち、本人確認は電子証明書で行い、機関どうしの連携は符号で行います。
住民に聞かれたとき、仕組みから説明できること。そして、自分の団体の端末と、システムと、窓口の流れを知っていること。この二つを持つのが、情シスの役目です。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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