情シスの教科書

オープンデータ編・第1回

オープンデータとは

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ひとことで言うと

オープンデータは、役所が持っているデータを、誰でも、自由に、使いやすい形で、無料で使えるようにして、公開したものです。

異動してきたら、最初に確かめること

チェックは、このスマートフォンのブラウザに保存されます。

解説(テキスト版)

はじめに

動画の画面:はじめに(オープンデータとは)
動画の画面:はじめに

情シスには、こんな相談が届きます。オープンデータって、ホームページにPDFを載せておけば、いいんですよね、と聞かれる。

あるいは、オープンデータの担当になったけれど、そもそも何をすればいいのか、分からない。

どちらも、オープンデータの意味が分かっていないと、答えられません。今日から、オープンデータ編です。第1回は、オープンデータとは何か、をお話しします。

一言で言うと

動画の画面:一言で言うと(オープンデータとは)
動画の画面:一言で言うと

先に、一言でまとめます。オープンデータは、役所が持っているデータを、誰でも、自由に、使いやすい形で、無料で使えるようにして、公開したものです。

ただ見せるだけではなく、使ってもらうための公開です。そこが、ふつうの情報公開との違いです。

情シスとのつながり

動画の画面:情シスとのつながり(オープンデータとは)
動画の画面:情シスとのつながり

オープンデータは、企画や広報の課が担当している団体も、多くあります。

でも、データの形式や、公開の仕組み、更新の自動化は、情シスの得意な分野です。担当課と一緒に進める場面が、たくさんあります。

3つの条件

動画の画面:3つの条件(オープンデータとは)
動画の画面:3つの条件

国のオープンデータ基本指針では、オープンデータを、3つの条件で定めています。

一つ目。営利目的でも、非営利目的でも、二次利用ができるルールで公開されていること。会社がデータを使って、お金を稼ぐサービスを作っても、かまいません。

二つ目。機械判読に適していること。人が読むだけでなく、コンピューターが、そのまま読み取って処理できる形です。

三つ目。無償で利用できることです。

法律での位置づけ

動画の画面:法律での位置づけ(オープンデータとは)
動画の画面:法律での位置づけ

オープンデータは、法律にも書かれています。2016年にできた、官民データ活用推進基本法です。

この法律で、国と地方公共団体は、オープンデータに取り組むことが、義務付けられました。

ただし、個人や会社の権利や利益、国の安全などを害さないことが、前提です。何でも出せばいい、というわけではありません。出してよいかの判断は、第5回でお話しします。

なぜやるのか

動画の画面:なぜやるのか(オープンデータとは)
動画の画面:なぜやるのか

では、なぜ、オープンデータに取り組むのでしょうか。理由は、大きく3つあります。

一つ目は、行政の透明性です。どんなデータをもとに、何を決めているのかが見えると、住民の信頼につながります。

二つ目は、新しいサービスが生まれることです。役所が作らなくても、民間の会社や住民が、データを使って、便利なアプリやサービスを作ってくれます。

三つ目は、役所の仕事が楽になることです。よくある問い合わせの答えが、データとして出ていれば、問い合わせが減ります。ほかの課のデータを、庁内で使うときにも役立ちます。

PDFではだめな理由

動画の画面:PDFではだめな理由(オープンデータとは)
動画の画面:PDFではだめな理由

冒頭の相談に戻ります。PDFを載せれば、オープンデータになるのでしょうか。

PDFは、人が読むには便利ですが、コンピューターが中の数字を取り出すのは、大変です。表の数字を使いたい人は、手で打ち直すことになります。

データの使いやすさを、5つの星で表す考え方があります。PDFでも、自由に使えるルールで出せば、星1つ。エクセルのように表になっていれば、星2つ。CSVのように、特定のソフトがなくても読める形なら、星3つです。

まずは、星3つを目指すのが、現実的な目標です。

自分たちも利用者

動画の画面:自分たちも利用者(オープンデータとは)
動画の画面:自分たちも利用者

オープンデータを使うのは、外の人だけではありません。

ほかの課が出したデータを、自分たちの仕事で使う。これも、オープンデータの使い方です。庁内で、いちいち頼んでデータをもらわなくても、公開されたものを使えば済みます。

自分たちも利用者だと思って作ると、本当に使いやすいデータになります。

現場でよくある誤解

動画の画面:現場でよくある誤解(オープンデータとは)
動画の画面:現場でよくある誤解

現場でよくある誤解を、3つ挙げます。

一つ目。PDFでも、公開すればオープンデータだ、という誤解です。条件の一つ、機械判読に適した形が、満たせていません。まずは、CSVで出すことを目指します。

二つ目。持っているデータは、全部出さなければならない、という誤解です。個人情報などは、出しません。出してよいものを選んで出します。

三つ目。出しても、誰も使わない、という誤解です。使われるかどうかは、データの選び方と、出し方で変わります。次回、活用の事例を見ていきます。

異動してきたら最初に確かめること

動画の画面:異動してきたら最初に確かめること(オープンデータとは)
動画の画面:異動してきたら最初に確かめること

では、異動してきたら、まず何を確かめればいいでしょうか。

一つ目。自分の団体の、オープンデータのページです。どこにあって、何件のデータが、いつ更新されているのかを見ます。

二つ目。オープンデータの方針や、指針があるかです。どの課が担当で、どんな手順で公開するのかが、書いてあるはずです。

三つ目。公開されているデータの形式です。PDFばかりなのか、CSVがあるのかを、ざっと見てください。

理解度テスト

3問です。答えを選んで、「答え合わせ」を押してください。

問1国のオープンデータ基本指針が定める、オープンデータの3つの条件に含まれないものはどれですか。
問2官民データ活用推進基本法とオープンデータの関係として、正しいものはどれですか。
問3PDFだけで公開することの問題として、正しいものはどれですか。

結果は、このブラウザに保存されます。成績ページで「ふっかつのじゅもん」を作ると、別の端末でも続きから使えます。

チャプター

オープンデータ編のほかの回

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